価値
こないだ知った。
オショー(ラジニーシ)の『ネオ・タロット』に、
こんな1枚があるらしい。
『10.価値
自分の価値を証明しようとして、自分自身を商品におとしめてはいけません。 生の最も偉大な体験は、あなたがすることを通してやって来るのではなく、愛を通して、瞑想を通してやって来ることを覚えておきましょう。』
老子が弟子とともに旅をしていた。彼らは、何百人もの樵(きこり)たちが木を切っている森にやってきた。森全体が、無数の枝をつけた一本の大木を残して、ほとんど切り倒されていた。
その木は一万人が木陰に坐れるほど大きかった。 老子は弟子たちに、なぜその木は切られていないのかをたずねてくるように言った。彼らは樵のところに行ってたずねた。すると、彼らは言った。「この木はまるで役に立たない。枝という枝に節が多すぎて、これからはなにも作れない――まっすぐな枝がひとつもないのだ。燃料に使うこともできない。煙が目の毒だからね。この木はまったくの役立たずだ。だから切らなかった」
弟子たちは戻って老子に伝えた。彼は笑って言った。「この木のようになるがいい。もしお前たちが役に立つようなら、切られてしまい、誰かの家の家具になってしまうだろう。もしお前たちが美しかったら、市場で売られてしまうだろう、商品になってしまうだろう。この木のようになるがいい。まったくの役立たずに……。そうなったらお前たちは大きく、広大に成長して、何千人もの人びとがお前たちの下に陰を見いだすだろう」
老子はあなたとはまったくちがった論理をもっている。彼は最後の者でいるがいいと言う。世界の中をまるで自分がいないかのように動くことだ。競ってはいけない、自分の価値を証明しようとしてはいけない……その必要はない。 役立たずのままで楽しむがいい。
Osho ネオタロットより
私は、
自分の価値の証明のために、ヒーリングセッションをしていないか、
何かになろうとしていないか、
自分をよくよく、見つめてみる。
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